東京都稲城市に関連する「イベント」をパノラマ写真で紹介するコーナーです。 [EVENT]アイコンをクリックするとパノラマ写真がフル画面で表示されます。 | |||||||
| |||||||
百村の蛇より行事 --- 2005.08.07 | ||
(1)選ばれた七名への伝達の儀式 |
8月7日の日曜日、百村の妙見尊で「蛇より」の行事がありました。
寛文二年(1662)より始められたこの行事は、毎年8月7日に、疾病防止、降雨、五穀豊穣を祈願する為に行われます。
北斗七星になぞられた百村の旧村民(現在は竪神社奉賛会会員)の中から選ばれた七名が、カヤ場からカヤを刈り出し、奉賛会の会員が集まり長さ50〜100メートル程の大蛇の形により上げ、妙見尊下の鳥居から石段に沿って安置します。この蛇を担いだり、触れたりすると災難や病患から免れるといわれています。 午前八時、選ばれた七名の方たちが集まりスタート。 午前中はカヤ刈り〜カヤを束ねる作業。午後二時、いよいよ蛇よりの開始。 胴体と頭の部分が平行して作られ、最後に、参加者が胴体を担ぎ石段を上り安置し、頭と胴体を繋ぎ、午後三時半には完成しました。 当日は、日曜で天気もよかったため、たくさんの参加者、見物人がいました。私も初めての見物でしたが、その迫力や、歴史の重みを感じる行事でした。 蛇より(胴体の製作風景) [ Cubic VR : Size 2.5MB ] |
|
(2)カヤ刈り | (3)刈り取ったカヤを7本前後で束ねる | |
(4)蛇の頭を製作、開いた口の中から舌が見える | (5)参加者が完成した胴体を持って妙見宮の石段を登り、安置する | |
(6)蛇の頭と胴体を繋ぎ完成 | 参加者の皆さんへ振る舞われた流しそうめん | |
「総出して蛇撚り行事妙見尊」 --- 稲城カルタより 寛文二年(1662)に妙見尊が青龍にのって、この地に現れたという言い伝えによるものです。 また一月八日に神化祭り、冬至に星祭りが行われ山岡鉄舟が書いた「北辰妙見尊」ののぼりが立てられる。 |
copyright©2004-2005 Inagi Panorama View |